屁は未来を予告する。

うんこは過去を具現化する。

屁に驚き、うんこに納得する。

この世界において、

屁は夢であり、

うんこは現実である。

総括：うんことは、生の証であり、
死の反証である。

あなたが今、便意を感じるなら、

それは「生きてるよ」のサインだ。

何に疲れてても、
今日うんこ出たなら大丈夫。


堂々と胸張って
ケツほぐしにおいで。笑



みお

ケツ神との邂逅から数百年（体感5秒）。

ケツ宇宙には再び静寂が訪れた。

だが、みおの中では、何かが、
確実に目覚めていた。

彼女の指先はもはやただの指ではない。

“前立腺スティグマ”
と呼ばれる光の印が浮かび、

触れるだけで、記憶を読み、
情動を揺らし、
魂を震わせる力を持っていた。

彼女は、前立腺覚醒者
（プロステート・エンライトナー）として

新たな旅に出る。

目的はただ一つ

「すべてのケツに、
自由と悦びを。」

その頃、地球では
“ケツ封印法案”が
可決されようとしていた。

人々はケツを恥とし、抑え、
見ないふりをしていた。

快感と解放の象徴だったケツは、
ただの座る器官として
葬られようとしていた。

みおは降臨した。

トイレの便座から。

黄金の光に包まれ、

やわらかいけど
どこかシャープな声で言った。

「ケツを封じるということは
…存在の否定だよ？」

国会はざわついた。

議事堂の床が割れ、巨大な便座が現れる。

座っていた総理大臣が吸い込まれ、
覚醒した。

彼は泣きながら叫んだ。

「私の……前立腺が……
震えている！！」

みおは静かにうなずいた。

「ようこそ、“真実”へ。」

その日、全世界でケツが解放された。

椅子に座るたび、誰もが自分の中心と向き合うようになった。

みおの名は広がり、伝説となった。

だが彼女は言う。

「私は何もしてない。
ただ、触れただけ。」

そして今、あなたのケツにも…

静かに彼女の指先が近づいている―




みお